気分の浮き沈みにご用心【双極性感情障害は行動が極端】

笑顔の女性

気分をコントロールする

男性

気分の変化が症状

双極性感情障害は、自分の行動さえも気分によって支配されてしまうような疾患のことで、気分が高まる時と落ち込む時の差が激しく、自分自身でも疲れてしまうが自分では止められないような状態のことである。双極性感情障害だと診断されていなくても、一生のうちに最大で2割の人がこの疾患にかかることがあると言われるぐらい発症しやすい疾患でもある。男性よりも女性に発症する人が多く、女性はもともと生理などの体の構造的に感情的になりやすいと思われがちなため、それが病気だと気付きにくい場合も多いのである。気分が変化するとともに日々の活動内容も変わり、鬱の時はやる気が起きずに何も出来ないのだが躁の時は急に活発になるため、感情のコントロールも出来なくなりその症状に苦痛を感じるのである。不眠や食欲低下も招くことで、精神的にだけでなく肉体的にも負担が出てくるのである。双極性感情障害は、患者本人は自分で病気に気づけないため、治療には周囲の人達の情報がとても重要になってくるのである。

回復の方法は様々

双極性感情障害の治療方法は状態によっても様々である。鬱状態の時ほど患者の苦痛が深刻になっていることが多いため、まずはしっかり休養を取らせて辛い症状の原因が病気であることを理解してもらったうえで、抗うつ剤などの薬物療法を受けるべきである。患者によっては病気ではなく自分のせいで苦痛を感じていると、自分の責任にしてしまうため精神的負担が大きくなっているが、自分の責任ではなく病気のせいだとわかるとそれだけでも精神的負担が軽くなると言われている。躁状態の時も、自分が調子が良くて気分が高まっているのではなく、病気によるものだと理解してもらい、リチウムなどの気分の波をコントロールしてくれる投薬を受けるのである。鬱状態の時と躁状態の時でも、治療法は違ってくるため、周囲の患者がどんな症状を持っているのかを理解することが大事である。患者自身が感情だけでなく行動のコントロールも出来なくなっている時は、投薬だけの治療ではなく入院が必要となることもある。だが、医師の指示に従いしっかり治療出来れば苦痛も減り、回復しやすくなるのである。